aliexpressとか見ている人なら、ご存知だと思いますが、
最近、中華のAPRSグッズが増えています。
AVRT5という、1W出力の、144MHzリグ&TNC&GPS内蔵のAPRSトラッカーです。
お値段、1万円程度。
スペックは、こんな感じ。
AVRT5
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Specification
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GPS
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Built-in SIRF4 GPS module and antenna
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RF Module
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VHF Frequency Seting 1Watt
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RF Antenna
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Handset Booster Antenna
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Memory
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Support 4G TF card(optional)
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Thermometer
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18B20 Sensor
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MCU SCM
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Mega64 Industrial
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Output
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USB
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Bluetooth
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Bluetooth 2.0(9600bps)
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Buzzer
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Beeper(can be turned off)
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Decoding function
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Decoder chip of CML Inc.
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Battery Capacity
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3,300 mAh
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Button
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One button of Power On/Off and TX
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Interface Extension
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PCB 3 Analog Interface
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LED
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Highlight Dual LED Indicator (Blue)
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結論。
けっこういいです。
中華には珍しく、A4 1枚の簡単な説明書が入っていました。
そのURLから、ソフトをダウンロードして簡単に設定できました。
アプリは、こんな感じ。
付属のUSB-Serialコンバーター内蔵ケーブルで、お尻の、Mini-USBにつないで、
上記のソフト(実態は単なる、シリアルデータ転送ソフト)で、
コールサインなどを設定すれば、すぐに動きます。
操作は簡単、
電源長押しで、ON/OFF
あとは、トラッカーとしてAPRSパケットを設定感覚で送信してくれます。
ボタン短押しで、手動送信も可。
アンテナコネクタは、UV-5Rと同じ、SMAの逆コネ。
1Wなので、APRSのI-Gateが近所に無いと、なかなか拾ってもらえません。
なので、これは、自宅にI-Gateを自前運用している人が、近所のお散歩で使うと、よい感じです。
また、AVRT5は、bluetooth内蔵なので、APRSdroidで使えます。
・bluetoothのペアリングをする(パスワード1234)
・TNC (Kiss)
・BT-TNCデバイス選択で、AVRT5を選択。
これで、パケットの送受信が可能になります。
APRSdroidを使う場合は、上記の設定は全く不要です。
なぜなら、GPS測位とKISSで送信内容の制御は、すべてスマホ側で行われるからです。
なので、めんどくさい人は、AVRT5をAPRSdroid専用にするのもアリですね。
それなら、設定は、bleutoothのペアリングと、APRSdroidの操作だけです。
これだと、スマホの、google map上に、受信パケットも表示されるし、メッセージングも可能です。
ちなみに、APRSdroidで、もうちょいパワー出したい人には、
byonicsのMTT4BT-40 がオススメです。
モービルで40WのAPRS運用が簡単にできます。
または、MobilinkdのTNCもオススメです。
これは、ハンディ機に縛って使う、bluetoothつきTNCです。
http://www.mobilinkd.com
Mobilinkdは、UV-5Rチャイナ系、八重洲系(VX-3~VX8)、アイコム系などの各種ケーブルあるので簡単です。
あと、FT-7900/8800/8900や、FT-817/857/897の裏にあるミニDINのケーブルもあるので、
モービル機で、APRSdroid使った、パケット運用もできます。
MobilinkdのTNCは、単体では、GPS内蔵しておらず、bluetoothで、APRSdroid専用です。
受信パケットを地図にプロットするなら、google map一択の状態です。
したがって、登山中に、受信パケットを地図プロットしたり、メッセージングするなら、bluetoothでAPRSdroidするのが、現実的。
FT-1D、FT-2D, FTM-400DHとかでも、APRSメッセージングできますけど、
インターフェースが、1980年代なら、、許されるっていうレベルのGUIですよね。
八重洲の人には申し訳ないけど。
FT-1D持って登山していると、APRSでメッセージくれたりする人いますけど、
返答できないですよね。
あの、ポケットベル時代並の、FT-1Dのキーボードで、アルファベットで返信って、
1980年代の女子高生でもギブアップだと思います。
APRSdroidをbluetoothで使えば、携帯圏外でSMS感覚で、APRSのメッセージング可能です。
下記は、byonicsについて説明。
TinyTrakは、10年前ぐらいにブームになったことあるので、ご存知の方も多いかもしれないです。
byonicsは、TinyTrak3以降、いろいろ新機種でていて、下記の2つが、結構いい感じです。
主には、FOXハンティングとか、バルーンの追跡のためのグッズが多い感じです。
普通の登山やモービルのAPRS遊び用もいろいろあります。
APRSのために、FTM-400DH買うより、下記のbyonicsのが良いですね。
シリアルでコマンド打つのは、MS-DOS時代の人には、設定は、慣れれば楽なので、自分は、byonicsは、好きですね。
byonicsのAIOだと10Wです。(bluetoothとかなしで、TXオンリーのトラッカー。APRSdroid不可。) 登山で、パケット送信するだけなら、これが簡単かも。
https://www.byonics.com/aio
モービルなら、byonicsのMicroTrak RTG 50 なら、シガーライターにつなぐだけで50W出ます。(これもbluetoothなしなので、送信オンリー。APRSdroidできません)
https://www.byonics.com/rtg
結論としては、現状だと、下記が結論です。
・超軽量だけど、1W。 AVRT5 ( + APRS droid、なしでも可)
・8W出したい UV-5R + Mobilinkd + APRS droid
・モービルで、パワー出したい
byonicsのMTT4BT-40 ( + APRS droid、なしでも可)
または、 FT-7900 + Mobilinkd + APRS droid
FT-2Dとか、要らないです。(C4FMに価値を見出す人はFT-2DもOKですけど)
なお、中華と比べると、byonicsやMobilinkdは、アメリカ人なので、英語ドキュメントは完璧です。あと、アメリカ人のハムがやっている会社のほうが、ドライバ等でトラブル起こしたり、突然サポートが消えたり、アプリダウンロードサイトが消えたり、ということがないです。中華は、よくあります。
あと、中華は、良いものはあるけど、どれが本物、本家なのかまったくわからない、中華は、パクリのパクリのパクリとかが、複雑に乱立しています。
中華は、ハードウェアはいいのですが、ドキュメントが中国語。更に、今後のソフトの安定供給が心配です。
中華は、UV-5Rシリーズは、すでにクラシックの域に到達していると感じますが、
HFは、X1Mの例もあるし、まだまだ中華は、博打要素が強いです。
・中国語
・ドライバ
・今後のソフトの安定供給
これが中華の問題ですね。ハードそのものは、良いのですが。
1万円程度のAPRSのオモチャなら、人柱になっても、まあいいか、というレベルです。
結論として、AVRT5は、「当たり」でした。
特にAPRSdroidと使うなら、かなり良いです。
(FT-2Dにbluetooth無いですからね。。)
これからの中華の発展に期待。