Saturday, September 29, 2018

ラズパイAPRS I-Gate、デュアルスピード化

ラズパイのAPRS I-Gateを、1200/9600bpsのデュアルスピード対応にしました。

結論から言うと、1本のSDRドングルで、144.64MHz, 144.66MHzの2チャンネル同時受信・デコードは無理のようです。

ハード的には、RTL-SDRは、2.4MHzのバンド幅を受信できるので、近接チャンネルの同時受信は可。
しかし、rtl_fm+direwolfが、複数チャンネル同時デコードに対応していないみたいです。

手っ取り早く、ドングルを、USBハブに、複数挿しました。



こんな感じで、USBで、ハブに、3本挿しです。

アンテナ3本は、ベランダがいっぱいになってしまうので、テレビの分配器を使って、アンテナ共用にしました。




こんな感じで、screenで、それぞれ、rtl_fmを起動しています。

screen -dmS direwolf bash -c 'su - pi -c "rtl_fm -d 0 -f 144.66M - | direwolf -t 0 -c /home/pi/igate/sdr.conf -r 24000 -D 1 -"'

screen -dmS direwolf9600 bash -c 'su - pi -c "rtl_fm -d 1 -f 144.64M - | direwolf -t 0 -c /home/pi/igate/sdr9600.conf -r 24000 -D 1 -"'

-d 0
-d 1
-d 2
でドングルを指定できます。どれがどれなのは、よく分かりません。

9600 のほうは、direwolfの設定ファイルに、9600を指定しています。あと、ポートが被らないように、ズラしています。
MODEM 9600
AGWPORT 8004
KISSPORT 8005

これで、問題なく、1200/9600の両方のデコードできています。

地域によっては、1200/9600のどちらかにI-Gateが偏っているようです。
デュアルスピードのI-Gateが増えてほしいです。

ラズパイならば、電気代もほとんどかからずに、I-Gate作れますので、もっとI-Gateがもっと増えると嬉しい。

でも、山間部では、ほとんどAPRSのビーコン届かないんですよね。。。
やっぱり、HF-APRSが欲しいかも。